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第49回 どうなる年金!? 〜自己責任時代の生活設計〜 <平成19年1月13日(土)> |
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ファイナンシャルプランナー 社会保険労務士 石津 史子
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1 今までとは何かが違う!?
日本経済は発展途上型から成熟国型へシフト
結果、数々の神話(土地・インフレ・年功序列賃金etc)も崩れてしまった
年金・医療・介護など社会保障制度を取り巻く状況も激変
↓
人生設計に狂いの生じない時代が終わった!
これは、先進国と同じで、日本経済が発展途上型から成熟国型へシフトしただけ。ただ、その対応ができていないのです。
自分らしく生きるために、支払い能力を高めておく=経済的な自立
しかし! 海図もコンパスも持たないで、勘だけで大海原へこぎ出しますか!?
・海図…これから将来に広がる家族のライフイベントやライフプランを把握しておくこと(嵐を回避しながら安全な航海のために)
・目的地はどこか。またそこへ到達するために、どのぐらいの時間をかけ、どのような経路で航海するのかの具体的な方策(合理的に確実に目的を達成していくために)
2 セカンドライフもおまけじゃない!
「老後なんてまだまだ先のこと」・・・本当にそれでいいの?
セカンドライフとは、仕事から解放されて自由になる時間の集合体
睡眠・食事などに10時間かかるとすると自由時間は14時間。
寿命を80歳として、現役時代の何年分あるか?
(24時間−10時間)×365日×20年=10万2200時間
10万2200時間÷8時間(法定労働時間)÷365日=35年
余生と思ったら大間違いなのです!!!
3 たかが年金・されど年金!?
・公的年金への国民の期待は大きい
・終身にわたって、老後生活の基本部分を支える年金を支給
・長期間の社会経済の変動(賃金や物価等の上昇)に対応し、実際に高齢期を迎えた社会において価値のある年金を支給
・予期できない障害や死亡(遺族)による所得の喪失に対しても年金を支給
・急速な少子高齢化を反映したのが、平成16年の年金制度改正だった!
まず、将来の保険料水準を固定!(⇔従来はまず給付水準ありき)
次に保険料収入などの総額に応じて給付水準を調整
・保険料水準引上げ
・国庫負担割合引上げ
・積立金の活用
・マクロ経済スライド
…「マクロ経済スライド」とは?
20年かけて給付水準を15%引き下げるということ!
・給付水準の下限50%は、標準的な年金受給世帯についての水準であり、世帯類型や所得によって所得代替率は変わること。
・単身世帯については、基礎年金が1人分となるため、標準的な年金受給世帯と比べれば、相対的に所得代替率は低くなる。
【高齢者への課税強化の影響】
年金は、雑所得として所得税の課税対象となっている。
平成18年実施の公的年金等公序等の見直しにより、現役並み所得者の最低年収が下がり、高齢者夫婦世帯の場合、約620万円が約520万円以上、単身世帯の場合は約484万円以上が約380万円以上で現役並み所得者(上位所得者)となり、その対象者は約120万人から約200万人に増えた。
高齢者自身の課税所得が上がることは、単に税負担が増えるだけでなく、医療保険や介護保険の保険料徴収ランクが上がり、保険料負担も重くなる。平成18年10月から窓口負担がアップしている。
【介護保険は原則年金から天引き】
65歳以上の公的介護保険の保険料は、原則として年金からの天引き方式で徴収されており、3年ごとに見直されている。65歳以上の全国平均の基準額は平成12〜14年の3年間は2911円だったが、続く15〜17年は3293円で13.1%増えた。18年から20年度についても約800円24%増加して、月額4090円程度になった。
4 豊かなセカンドライフのために今からできること
経済的な自立=自分の意志と判断で自由に行動したい。自由自在の生き様を追求できる状態
・セカンドライフのための資金づくりには…
・今の生活を見直して、資金を捻出する(収入−貯蓄=支出)
・収入を増やすための方法を考える
・資産の運用を考える
・生活スタイルを見直してみる…海外移住計画!?親と同居!?田舎暮し!?賃貸or購入
・メリハリの利いた消費生活(生活コストの徹底的な削減)
・本格的な長期運用の定着(自分で資産作りを考える)
・お金を用途別に分類して優先順位をつけ、管理する
金融商品保有目的の分類
・準備資金…突発的な支出への備え、病気・災害への備え、旅行・レジャー資金
流動性重視 耐久消費財の購入資金、納税準備資金
・短気資金…数年以内の結婚資金・住宅購入・増改築資金・子供への贈与
安全性を最重視 積立金が元本割れしないように
・中長期資金…一般的に5年を超える先のライフイベント、教育資金や老後資金など
収益性と安全性を組み合わせる
・利殖資金…余裕資金で増やすことを目的とするもの、投機ではなく投資を心がける
・金融商品を選択するのは、洋服を選ぶ感覚
・自分の目的にあうか…色やサイズ、デザインかどうか。フォーマルか普段着か等の目的
→安全性・流動性・収益性(3つとも優れている金融商品なし)
・商品そのものを吟味(素材や値段を比較)
→値段・コスト・メリットでメリット、リスクとリターン
・季節や天候にあうか(夏に毛糸は?冬にノースリーブのブラウスは?)
→経済状況(インフレ・デフレ、金利、為替・株式市況)
・どこで買うか(ブティックかデパートか?近所の商店街か?)
→銀行・証券会社・保険会社・インターネット
5 お金の流れに沿って投資対象をシフトしていくのが運用
・運用の目標…せめてインフレには負けない運用をしよう
72の法則…72÷□=元本が2倍になるまでの年月
・きらきら投資(長期)とギラギラ投資(短気)
・投資対象は気にしない…とにかく短気で利益を稼ぎたい!…ギラギラ投資(狩猟民族的投資)
・「自分が望む社会」の方向でビジネスしている会社を応援する…きらきら投資(農耕民族的投資)
・会社選択=株式投資は難しいし投資資金も少ない→投資信託(ファンド)
少額でも分散投資できる→プロが運用してくれる→運用益を分配
(手数料や保有期間にかかるコストにも注意して選択しよう)
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